めまいの治療
めまいには、目の前が回るように感じる「回転性のめまい」と、ふらつきを感じる「非回転性のめまい」があります。
めまいは耳の異常から来るものだけでなく、低血圧から来るものや脳腫瘍、脳溢血、小脳の出血・梗塞から来るものもあるため、治療を開始する前に全身の状態をしっかり診ることが必要です。
めまいの症状や要因によって治療方法は異なるため、それぞれの症状に合った適切な薬剤の処方や指導を行なっております。
こんな症状はありませんか?
- 目の前がぐるぐる回る感じがする
- ふらつく
- 目の前が真っ暗になる
- 立ちくらみがする
- めまいだけでなく、耳鳴り・難聴が同時に起きる
当院のめまいの治療
治療を開始する前に
全身疾患がないか、耳のほかに異常がないかどうかを検査します。特に、脳の疾患がある場合は命にかかわるため、脳内に出血や梗塞がないかどうかについては十分に精査をして、脳に異常がないと判断して、めまいの治療を開始します。
起立性低血圧症
女性に多く見られる症状ですが、立ち上がったときにふらつくなど、低血圧から来るめまいがあります。その場合は、血圧を上げるための昇圧剤を処方する、内科を紹介させていただくといった対応をしております。
良性発作性頭位めまい症
内耳の中にある耳石(じせき)が剥がれ落ち、三半規管に入り込んで刺激を与えることでめまいが起こります。耳石をとかすための運動方法がありますので、当院では治療方法としてその運動方法の指導を行なっております。
メニエール病
内耳の中にあるリンパが増えて水膨れの状態になる病気です。ストレスから来ることが多いため、ストレスの要因を探り、ストレスを解消するための指導を行なうほか、飲み薬を処方することもあります。